イタリア・オーガニックハーブ生産者へアグリツーリズモ4
第4話は「 デメター・バイオダイナミック農法」についてです。
今回は、ドイツをはじめとしたヨーロッパにおいて、有機栽培の中でも最も厳格で、作物が強く丈夫に、またおいしく育つという、バイオダイナミック農法についてご紹介したいと思います。
食品から化粧品等様々な製品にその有機栽培の原料は使われています。
demeter──デメター:豊穣と農耕の女神──とは、ドイツの哲学者であり人智学の始祖であるルドルフ・シュタイナー博士が1924に提唱した「バイオダイナミック農法」を実践する農家による社団法人であり、厳格な基準によって「バイオダイナミック農法」を用いて生産された製品であることを証明する認証組織でもあります。
http://www.demeter.net/
そのDemeterが長年に渡り実践/研究を続けてきた「バイオダイナミック農法」とは、 「自然と人間との調和」をコンセプトに、ひたすら自然の摂理にしたがって種を撒 き、栽培し、収穫することによって、植物そのものが本来持つパワーを最大限発揮させようという有機栽培農法です。化学肥料や殺虫剤を使用しないのはもちろんのこ と、土壌をつねに生き生きとさせ、栽培する植物を安全に成長させるるために、落葉
や牛糞などをその肥しとします。また、すべての農作業は天体運行(星/月/太陽の活動)にあわせ、すべて手作業で行います。シュタイナー博士の講座については、和訳もされ日本でも出版されています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756500870/qid=1142235166/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/503-9834871-5082350
有機栽培に興味のあるかたは、元祖という感じですので参考になると思います。
科学が進歩した現在では学術的にもその有効性が証明され、Demeterの安全基準はEU のオーガニック規定よりもはるかに厳格なものとなっています。また、ヨーロッパの消費者の間では、Demeterはもっとも信頼のおける規格としても知られ、Demeterマークが付けられたオーガニック製品も多く見られます。これはDemeterに加盟する農家による製品であることの証明でもあり、何よりも安全で質の高いものとして認識されています。日本ではまだそれほど浸透していませんが、ヨーロッパをはじめ、オーストラリアやニュージーランド、南北アメリカにおいては、Demeterの名称と「バイオダイナミック農法」はすでに広く普及しています。
●DEMETERの沿革
> 1924年 ルドルフ・シュタイナーが「バイオダイナミック農法」を提唱。
> 1928年 Demeterが商標登録される。
> 1931年 「バイオダイナミック農法」を実践する農家が1,000を超える。
> 1932年 「デメター農法協会」が設立され、スイス、オランダ、オーストリア、イギ リス、スウェーデンに波及する。
> 1941年 Demeterの各種組織と機関紙がナチスによって禁止される。
> 1946年 第二次世界大戦後、Demeterの再建がはじまる。
> 1952年 「デメター協会」を新たに設立し、ドイツをはじめとして諸外国の大学農学部との共同研究/開発が盛んになる。
> 1988年 Demeterの主導により、ドイツに「有機農法総合連盟」が設立される。
> 1994年 デメターの組織が再編成され、地域分散と相互協力をその活動の基本とする。
> 1997年 「社団法人デメター・インターナショナル」を設立。また「社団法人デメター・マーケットフォーラム」のもとで、Demeterの新しいロゴマークが発表され、ブランディングがスタートする。Demeterマークの製品が3,500種類を超える(有機野菜/農産物/ハム/チーズ/パン/ワイン/アイス/香辛料/冷凍食品など) ドイツのオーガニックスーパー、「ベーシック」等では、DEMETERのマークの付いたたくさんの食材や化粧品が売られています。実際、おいしいです!!トマトなどは絶品ですね。
日本にも、バイオダイナミック農法を実践する団体がいくつかあります。
> つづく
> 第五話は、アグロナチュラの組合員化粧品工房について











