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びおとーぷコラム1「新しい価値観の「芽」(2005年6月掲載)」

*2005年6月からダイナーズカードの会報誌『シグネチャー』で連載されたコラムを、あらためて加筆修正し不定期で掲載していきます。

戦後、日本においては約20年間の高度経済成長を経て、70年代に生じたオイルショックとともに安定経済成長へと移行、さらには80年代の「バブル経済」、90年以降の「バブル崩壊」へと目まぐるしくその立ち位置を移してきた。時代の波に翻弄されながら、日本人とは何を感じ、学び、そしてどこにいこうとしているのだろうか。
最近、日本人(特に若い世代)の価値観、そして時代そのものが本当に大きく変わろうとしていることを肌で感じている。テレビ、新聞を毎日のように賑わせている「ホリエモン」ことライブドア、また、野球業界に参入することで話題になった若き経営者率いる楽天、ソフトバンクといったベンチャー企業の台頭には本当に目を見張るものがある。その一方で日本を代表する企業である西武鉄道の有価証券報告書の虚偽記載事件、長年流通業界を支配してきたダイエーの経営再建問題などは、時代の移り変わりを感じさせる出来事であった。しかし、本当の意味での大きなうねりが、実は少しずつ、しかも確実に水面下で起こってきていることに、気づいている人は果たしてどれくらいいるのだろうか。多くの人々は、おそらくその限られた世界の中でのルーティンワークに日々を忙殺され、マスメディアの情報シャワーを半ば一方的に浴びせられながら(そして、せいぜいテレビの前で「ホリエモン」を支持するとか、しないとか、持論を展開する程度で)、その氷山の見えざる部分で起こっている重要な事象については見ることが出来ないでいるのではないか。
M&A、IPO、企業再生ファンド、ベンチャーキャピタル、エンジェル、インターネット証券、SRI、CSRから、SOHO、週末起業家、社会起業家、市民バンク、NPO、LOHAS、フェアトレード、ソーシャルネットワーキング、ブログ、人口減少経済、ニート等々。これらの言葉の意味するところについて、全て答えることができたとしたら、その人はなかなか優れたアンテナの持ち主である。
これらの中には、これからの時代の方向性を考える上で、実は重要な「キーワード」が隠されているのではないかと私は考えている。終身雇用の崩壊が言われて久しいが、私自身も例にもれずいくつかの会社に在籍し、またNPOなどの活動にも関わってきた中で、色々な人に出会い様々な情報を入手する機会に恵まれてきた。そうするうちに、世の中に起こっている事象のうち、何が真実で本物なのか、そして本質はどこに存在するのか、この先時代はどのように変化していくのか、自ずと自分なりの視点で考えるようになってきたような気がする。そんな私の周りでも、間違いなくこれからの時代を大きく変えていくであろう(と勝手に思っている)小さな「芽」がたくさん生まれてきている。最近では、その芽の一つ一つと積極的に関わっていけるように自らも努力を始めたところである。そんな小さな「芽」の数々について、次回以降紹介していきたい。

(★そうこうしている間に、ライブドアもあんなことになってしまいました・・・。時代の移り変わりは早いものです。そして、やはり重要なのは、『モノゴトの本質』ということなのだと実感しております。。。☆)


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